抱っこやゲップをさせるとき、新生児の首がガクンとなってしまうと、
「今の衝撃、大丈夫なの?」と心配になりますよね。
赤ちゃんの首がすわる3~4ヶ月頃までの間には、どんなに気を付けていても一度や二度は、首をガクンとさせてしまうことはよくあります。
ですが、思い切り後ろにガクンとなったり、何かのはずみで首が勢いよくガクッとなったりすると、後遺症の心配までしてしまうものです。
そこで今回は、新生児の首がガクンとなったときの後遺症の心配や、首すわり前の注意点について詳しくご紹介します。
スポンサーリンク
目次
新生児の首がガクンとなる!これって大丈夫?
新生児の赤ちゃんは首がすわっていないので、首をガクンとさせてしまうことは意外とよくあります。
しっかり首を支えていたつもりでも、何かの拍子にガクンとさせてしまって、後ですごく後悔することも・・・
きっと、多くのママさんが経験してきているのではないでしょうか?
初めての赤ちゃんのときは、「何かあったらどうしよう!?」と焦ってしまいますよね。
でも、赤ちゃんのその後の様子に特に変化がなければ、ほとんどの場合が大丈夫なので、あまり心配しすぎないようにしましょう。
それでも首がガクンとなった後は、赤ちゃんがいつもと変わりないか、しばらくの間は様子を注意深く観察するようにしてください。
また、首のすわっていない赤ちゃんは特に、
- ゲップをさせるとき
- 抱っこをするとき
- 沐浴のとき
など、ガクンとなることが多いので、しっかり首を支えるようにしましょう。
新生児の首がガクンとなった場合、後遺症の心配は?
何かのはずみで、新生児の首がガクンとなったり、赤ちゃんが泣いたりするとすごく心配してしまいますよね。
後から後遺症が出るのではないかと、ママもとても気になるものです。
でも一度や二度、新生児の首がガクンとなったくらいでは、すぐに赤ちゃんに障害が残ったりすることは考えにくいです。
新生児の首がガクンとなって障害が残ることがあるとしたら、相当な衝撃が加わったときです。
普通の状態でガクンとなっただけでは後遺症の心配までする必要はないですが、しばらくは慎重に赤ちゃんの様子を見るようにしましょう。
赤ちゃんにこんな症状があれば注意!
新生児の首がガクンとなった後に、病院に行った方がいいか迷ってしまいますよね。
見るからに赤ちゃんの様子がおかしい、異常をきたしていると感じた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
赤ちゃんに、次のような症状が見られる場合は特に注意が必要です。
- 顔色が悪い
- 熱がある
- ずっと泣き止まない
- 何回も嘔吐する
- ぐったりしている
など、赤ちゃんの状態に明らかな変化が見られる場合は、迷わず受診してくださいね。
スポンサーリンク
首がガクンとなっても揺さぶられっ子症候群にはならない?
赤ちゃんの首がすわる前にガクンとなると、「揺さぶられっ子症候群」を心配されるママもいます。
赤ちゃんを強く揺さぶることで起こる、揺さぶられっ子症候群は、
- わざと、何度も首をがくがくする
- 何かに頭を強く打ち付ける
などの強い衝撃が赤ちゃんに加わらない限り、発症することはありません。
普通に赤ちゃんのお世話をしているだけでは、揺さぶられっ子症候群になることは考えられないですし、もちろん首がガクンとなったくらいではなりません。
ただし、泣き止まない赤ちゃんを無理に泣き止ませようとして、前後に強く揺さぶってしまうと揺さぶられっ子症候群を発症することがあるので、首がしっかり座っても注意が必要です。
参考記事 ➡揺さぶられっ子症候群の症状とは?いつまで注意が必要?
赤ちゃんの首すわり前に注意すべきことは?
新生児の首は、筋肉や骨格が未熟です。
首すわり前は、赤ちゃんの首がガクンとなる以外にも影響を与えてしまうこともあるので注意しましょう。
赤ちゃんの首すわり前の注意点をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
縦抱きにする時は、必ず頭と首、おしりをしっかり支える
縦抱きで授乳させるときや、ゲップを出させるときは赤ちゃんの頭と首、おしりをしっかり支えて固定しましょう。
慣れないうちは授乳クッションなどを使って、横抱きで授乳させた方が赤ちゃんの首がぐらぐらしないのでいいかもしれませんね。
首すわり前に赤ちゃんを縦抱きにするときは、首がガクンとならないようにするだけでなく、赤ちゃんの身体に負担がかからないようにママの両手を使って支えてあげましょう。
縦抱きの抱っこひもは使い方に注意する
新生児から使えるガードが付いた抱っこ紐もありますが、ガードの中で頭がぐらぐら動いてしまうことがあります。
商品によっても違いがありますが、赤ちゃんの首がガードの中でぐらつかないように、隙間を作らないようにすることが大切です。
また、首すわり前の抱っこひもの使用は、赤ちゃんの体が固定されてしまうので長時間の使用は避けましょう。
チャイルドシートの中で、頭がぐらぐらしないように
新生児から使用できるチャイルドシートは、首がぐらぐらしないように補助パットが取り付けられていますが、製品によっては赤ちゃんの頭がぐらぐらして不安定な場合があります。
タオルなどを挟んで隙間をなくして、ブレーキやカーブのときでも赤ちゃんの首がぐらつかないようにしましょう。
凹凸のある場所はベビーカーで移動しない
段差や凹凸のある場所でのベビーカーの使用は、赤ちゃんの首や頭にかかる衝撃が強すぎるので、できるだけ避けるようにしましょう。
平坦な道路でも、頭がぐらぐらしないように隙間を埋めることを忘れないようにしてくださいね。
「高い、高い」であやしたりしない
子供をあやすためにする「高い、高い」は、首がすわっていない赤ちゃんには大変危険です。
首がガクンとなるだけではなく、落下の危険性もあります。
赤ちゃんの首を支えながらでも、上下に揺さぶってあやすのは止めましょう。
首がしっかりすわった赤ちゃんでも、空中に投げてキャッチするような過激な「高い、高い」は、揺さぶられっ子症候群になる可能性があります。
まとめ
今回は、新生児の首がガクンとなったときの後遺症の心配や、注意点についてご紹介しました。
新生児のうちはなかなか赤ちゃんの扱いに慣れないので、首をガクンとさせてしまうこともあります。
赤ちゃんの首がすわるまでは基本は横抱きにして、縦抱きにする場合は首と頭、おしりを手でしっかり支えるようにするといいですね。
もしも、赤ちゃんの首をガクンとさせてしまった場合、その後の様子をしっかり観察するようにしましょう。
あまり心配しすぎるのもよくないですが、顔色が悪い、熱があるなど様子がおかしいと感じたときはすぐに病院に相談するようにしてくださいね。