子供の病気・トラブル

子供が嘔吐 熱なしの原因は?病院に行く目安と対処法

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子供が小さいうちは、突然嘔吐してびっくりさせられることがよくあります。

そばで見ているママは辛いですが、本人は比較的ケロッとしているときもありますよね。

子供が元気そうにしていると、急に吐いても原因が分からないなんてことはありませんか?

特に、子供が吐く以外に熱もなくて他に何も症状がない…そんなときは病院に行こうか迷ってしまうことも。

そこで今回は、

  • 子供が熱なしで嘔吐する原因と注意点
  • 嘔吐したとき、病院にいくかどうかの判断基準
  • 嘔吐したときの対処法

について詳しくご紹介します。

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子供が嘔吐したけど熱はなし。その原因は?

熱はないのに嘔吐する子供は、元気そうに見えても、実は病気の前触れだったりすることもあります。

特に小さい子供の場合は、様態が急に変わることもあるので注意が必要です。

では一体、子供が嘔吐して熱がないときの原因は何なのでしょうか?

ここからは、

  • 嘔吐の原因が病気のとき
  • 嘔吐の原因が病気以外のとき

に分けてご紹介しますね。

 

子供が嘔吐する原因が病気のとき

▮ 感染性胃腸炎

子供の嘔吐でもっとも多いのは、細菌やウイルスなどが原因となって発症する感染性胃腸炎です。

よく病院で、「胃腸風邪」とか、「お腹の風邪」とか言われたりするもので、「嘔吐下痢症」ともいわれます。

冬場に流行するウイルス性のロタウイルスノロウイルス、夏に多くかかる細菌性の食中毒などがあげられます。

これらの感染性胃腸炎の多くは、嘔吐だけでなく下痢、腹痛、発熱を伴います。

ですが、ときには

  • 嘔吐のみで、熱なし、下痢なし
  • 嘔吐が治まったころから下痢がはじまる
  • 嘔吐に始まり、その後下痢と発熱

など、症状の表れ方は病原体によっても異なるだけでなく、個人差もあります。

子供が嘔吐しただけでは、感染性胃腸炎にかかっていても気が付かないこともあるので、しばらく注意深く様子を見るようにしましょう。

 

▮ 自家中毒

自家中毒とは、食中毒などによる病気ではなく、一般的には3~13歳くらいの子供が多くかかる(5~6歳がピーク)周期性嘔吐症のことです。

症状には個人差がありますが、一般的には元気だった子供が急に吐き始め、嘔吐を繰り返しながら4~5日すると症状が治まり、また元気になるを繰り返します。

自家中毒の原因も、子供によってさまざまですが、

  • ストレス(発表会、スポーツ大会など緊張感からくるもの)
  • 遠足や運動会など、子供の楽しみからくる興奮
  • チョコレートなどの刺激食品の摂取

などが原因となることがあります。

子供の自家中毒は、緊張感の高い行事の前に起こりやすいことから、自律神経の乱れが原因とされていますが、自然に治ることが多いので過度な心配はいりません。

 

▮ 急性虫垂炎(きゅうせいちゅうすいえん)

急性虫垂炎は盲腸と呼ばれることが多いですね。

急性虫垂炎は虫垂に起こる炎症で、2~3歳頃から見られるようになり小中学生に多い病気です。

一般的には右下腹の痛みが起こることで知られていますが、子供の場合は初めからあまりはっきりした症状が表れない場合があります。

虫垂炎の初期症状は、

  • 食べたものを嘔吐する
  • 胃液を吐く
  • 食欲が落ちる
  • 機嫌が悪い

などのときもあります。

急性虫垂炎は、症状が進むと発熱やお腹の痛みなどが出てきますが、初期症状が分かりにくいので、ママも注意が必要です。

 

▮ 気管支炎や喘息など、咳込んで嘔吐する

子供は咳込むと、吐いてしまうことも多いですね。

特に夜になると咳がひどくなるので、咳込んだ勢いで嘔吐してしまうこともよくあります。

気管支炎や喘息など、激しい咳は嘔吐の引き金になることが多いので、子供の咳がひどい場合は注意してくださいね。

 

子供の嘔吐の原因が病気以外のとき

▮ 頭部を打った場合

子供が頭部を強く打った場合は、「脳震盪(のうしんとう)」を起こして、何回も嘔吐することがあります。

子供が高いところから落ちたり、滑って転んだりして頭を強く打った後に嘔吐したときは、特に注意が必要です。

子供が頭を強く打った後に

  • 何度も吐く
  • 顔色が悪い
  • けいれんを起こした
  • 手足が思うように動かせない

などの症状が一つでもある時は、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

子供の場合は、頭を強く打っても症状が表れにくいことがあるので、嘔吐したときは特に注意してくださいね。

 

▮ 食べ過ぎ・飲み過ぎ

子供は食欲に任せて食べてしまうことが多いので、どうしても食べ過ぎてしまいますよね。

もともと、体は消化できる範囲を超えて食べてしまうと嘔吐するようにできているので、食べ過ぎたりすると簡単に吐いてしまいます。

特に、消化に時間がかかる肉や揚げ物油を使ったお菓子の食べ過ぎでも、嘔吐の原因になってしまうので注意しましょう。

他にも、柑橘系のレモンやグレープフルーツのジュースなども、吐きけを誘発しやすいので、飲み過ぎると嘔吐の原因になります。

 

▮ 食後の激しい運動・遊び

子供の胃は消化機能が未熟なので、食後の激しい運動や遊びなどのちょっとした刺激でも、食べたものが逆流してしまいます。

食後すぐに、体を揺さぶるような激しい運動や遊びなどはさせないようにしましょう。

嘔吐物に問題がなく、吐いた直後でも子供が元気にしているときは、あまり心配せずそのまま様子を見るといいですね。

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子供が嘔吐したときに注意すべき点は?

子供は体調の変化を、自分では上手く表現できません。

子供の嘔吐が、体の変化を示す重要なサインの場合もあるので、嘔吐だけなら大丈夫だと自己判断せず、原因になっている病気を見逃さないようにしましょう。

子供が嘔吐したときに、特に注意してほしい点は、

  • 嘔吐を何回も繰り返すかどうか
  • どんなものを吐いたか(血などが混じっていないか)
  • 嘔吐以外にも、他の症状があるかどうか(発熱、下痢、顔色が悪い、機嫌が悪いなど)
  • 嘔吐による脱水症状があるかどうか(泣いても涙が出ない、おしっこの出がかなり少ない、下痢も激しいなど)

これらの症状があるかどうかです。

子供が嘔吐したときは、元気そうに見えても嘔吐以外の症状がないかを見極めて、病院に行くかどうかも判断するようにしましょう。

 

子供が嘔吐したとき、病院に行くかどうかの判断基準は?

子供が嘔吐したときに、病院に行くかどうかの判断は緊急性が高い、低いを目安にするようにしてくださいね。

緊急性が高い場合

子供が嘔吐したときに下記のような場合は、迷わずすぐに医療機関を受診しましょう。

  • 頭を強く打った。
  • 誤って何かを飲んだ。(薬など)
  • お腹を激しく痛がる。
  • 頭を痛がる。(激しい頭痛)
  • 何度も嘔吐を繰り返す。(吐き気がだんだん強くなる)
  • 嘔吐物に血液や、緑色の液体が混じっている。
  • 顔色が悪く、ぐったりしている。
  • 意識がおかしい。
  • 寝てばかりいる。
  • 大泣きして、とにかく機嫌が悪い。
  • 脱水症状を起こしている。(おしっこの出が少ない、唇が乾燥している、水分が摂れないなど)

 

緊急性が低い場合

子供が嘔吐しても、下記のような場合、基本的にはあまり心配はないので、自宅で少し様子を見ましょう。

  • 1~2回で嘔吐が治まった。(繰り返さない)
  • 食べ過ぎ、飲み過ぎの直後に吐いた。
  • 食後すぐに遊び始めたときに吐いた。
  • 吐いた後も、元気で機嫌がいい。
  • 熱もなく、顔色がいい。
  • 下痢なし。

ただし、他に気になる症状があれば、迷わず受診してくださいね。

 

子供が嘔吐した場合の対処法

子供は嘔吐すると、自分でも吐いたことに驚き不安に思ってしまいます。

ママもあせらず、まずはお子さんを「大丈夫だよ。」と安心させてあげましょう。その後適切な対応をとるようにしてくださいね。

嘔吐が続くと多くの水分が失われるため、脱水症状になりやすいです。

子供が嘔吐したときの対処法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

◆吐いたらすぐに飲ませない

嘔吐した後は、すぐに水分を摂っても再び吐いてしまうので、胃腸の働きが落ち着くまでは飲ませないようにしましょう。

子供が水分を欲しがっても、吐いたあと1時間くらいは我慢してもらうことも大切です。

口の中が気持ち悪い場合は、口をすすぐかママがきれいに拭き取ってあげるといいですね。

 

◆少量ずつの水分摂取をする

子供の吐き気が治まったら、大さじ1杯程度(10~20ml程度)の常温の湯冷ましやお茶、子供用のイオン飲料などを飲ませるようにしましょう。

再び吐き気がないことを確認しながら、少しずつ水分量を増やすようにしてくださいね。

嘔吐が続くと、脱水症状になりやすいのでママも心配になりますが、子供が欲しがっても一気に飲まさないようにしましょう。

 

◆脱水状態が気になるときは、経口補水液を飲ませる

嘔吐によって、体の中の水分や胃液などに含まれる電解質が多量に失われると、脱水症状になり体にさまざまな不調を起こしてしまいます。

経口補水液は、電解質と糖質をバランス良く配合されているので、子供の脱水症状が気になるときにおすすめです。

スポーツドリンクと経口補水液はどこがちがうの?と思われるかもしれませんが、経口補水液の方が電解濃度が高く、糖濃度が低いので脱水状態に適しています。

経口補水液は、薬局やドラッグストアなどでも販売されています。

 

◆消化のよいものから、徐々に普通食に変える

子供が水分がしっかり摂れるようになったら、少しずつ消化のよいものを食べさせるようにしましょう。

柔らかいおかゆやリンゴのすりおろしなど、お腹に負担のないものから始めて、うどんなどの形のあるものへと近づけるようにしてくださいね。

その後、徐々に消化の良い普通食に変えていくようにするといいですね。

※子供を寝かせたまま食べさせる時は、吐いたものが喉に詰まらないように、横向きで食べさせるようにしましょう。

 

まとめ

子供が突然嘔吐したけど…熱もない。

そんなときは、病院に行こうかどうか迷うこともあるかもしれませんが、なかには急を要する病気やケガなども考えられます。

元気そうに見えても、しばらくの間は子供の様子を注意深く観察するようにしてくださいね。

 

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