赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいるママの中には、ねんねトレーニング(ネントレ)を考えている方もいるのではないでしょうか?
「ネントレしたら、朝までぐっすり寝てくれるようになった。」
「赤ちゃんを泣かすネントレはかわいそう・・・」
など、賛否両論あるので行うかどうか迷ってしまいますよね。
毎日、寝不足に悩ませるママや赤ちゃんにとって、ねんねトレーニングは有効で必要なことなのでしょうか?
そこで今回は、
- ねんねトレーニングについて
- 必要なときはどんな場合か?
- 始める時期や弊害
について、詳しくご紹介します。
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目次
ねんねトレーニングとは?
ねんねトレーニングとは、赤ちゃんが一人で寝られるようにするためのトレーニングのことで、「ネントレ」とも呼ばれていますね。
ねんねトレーニング(ネントレ)には、下記の2種類があります。
① 泣かせるネントレ・・・赤ちゃんを一人で部屋に寝かしつける。
② 泣かせないネントレ・・・赤ちゃんが寝るまでそばにいる。
どちらも、赤ちゃんが泣いたら数分おきになだめに行き、手を握ったり、背中をトントンしたり、声をかけたりしながら、赤ちゃんが一人で寝られるように慣れさせていきます。
もちろん時間を決めて様子を見に行きますが、一般的には、抱っこも添い乳もしないで、泣いている赤ちゃんを放っておくことになります。
大泣きしている我が子に知らん顔するのは辛いので、どうしてもママたちの中でも賛否両論分かれてしまいますね。
どんなときに「ねんねトレーニング」が必要?
赤ちゃんが泣いているときは精神的に不安定な状態で、ママやパパに安心感を求めているときです。
できれば赤ちゃんにしっかり寄り添って、赤ちゃんが安心できるようにずっと一緒にいてあげたいですよね。
ですが、赤ちゃんによっては間違った寝かしつけの習慣がついてしまうと、夜に何回も起こされるだけでなく、赤ちゃん自身も寝不足が続いてしまいます。
必ずしも、ねんねトレーニングをしなければならないというわけではありませんが、
赤ちゃんの睡眠に問題があるときや、親子で睡眠不足が慢性的に続くときなど、ママが辛いと感じたときは、やはりねんねトレーニングが必要になってくる場合もありますね。
たとえば、
- 毎晩のように夜泣きが続いている。
- 夜中に何度も授乳で起きる。
- 親子で夜ぐっすり眠ることができない。
などの場合は、赤ちゃんだけでなくママも慢性的な睡眠不足に陥ってしまい、精神的にも追い込まれてしまいます。
このような場合は、早めに赤ちゃんがしっかり睡眠がとれるように、ねんねトレーニングを考えてみましょう。
ねんねトレーニングを始めるならいつから?
ねんねトレーニングを始める時期については、通常は生後6ヶ月過ぎてから始めることを推奨されています。
ですが、なかにはもっと早い時期に始めることも紹介されていますよね。
赤ちゃんの夜泣きが続いて眠れない日が続くと、一日でも早くねんねトレーニングを始めたいと考えてしまいがちですが、始める時期は特に注意が必要です。
生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは昼と夜の区別がまだついていないので、夜は何度も起きるし、夜間の授乳もまだまだ必要です。
ですから、
- 睡眠のリズムが整っていない早い時期
- 夜間の授乳が必要な時期
などは、ねんねトレーニングをしても上手くいきません。
ねんねトレーニングの基本は、朝まで子供を一人で寝かせて夜間の授乳はしません。
そのことから考えても、ねんねトレーニングを始める時期は、夜間の授乳が必要なくなるまで待った方がいいですね。
夜間の授乳も個人差が大きいので、赤ちゃんの様子を見ながらトレーニングを始める時期を決めるようにしましょう。
なかには月齢が低くてもトレーニングして上手くいく場合や、何もしなくても早い時期から、夜はぐっすり寝てくれる赤ちゃんもいます。
他の子と比べるのではなく、無理のない自分たちに合ったネントレの時期を見つけられるといいですね。
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ネントレを始める前に、まずはチェック!
ねんねトレーニングを始める前に、赤ちゃんの生活リズムを整っているかどうかが重要です。
赤ちゃんの生活リズムが整っていない状態で、ねんねトレーニングを始めても上手くいかないだけでなく、時間ばかりかかって赤ちゃんに可哀想な思いをさせてしまいます。
まずは、赤ちゃんの生活習慣や、一日の生活スケジュールを見直して問題がないことを確かめてから、ねんねトレーニングが必要かどうかも判断しましょう。
ねんねトレーニングを始める前に、見直しておきたいポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
見直しポイント
- 毎朝決まった時間に起こす。(朝7時ごろまでに)
- 朝日を浴びさせて体内時計をリセットする。
- 午前中はお散歩や外出などをして、気分転換させる。
- お昼寝は遅い時間にさせない。
- お風呂は夕方に済ませる。
- 夜は20時(遅くても21時まで)には寝かせる。
ねんねトレーニングは弊害がある?
赤ちゃんのねんねトレーニングを始めるかどうかを決める前に、ネントレの弊害についても気になりますよね。
ネントレによる長期的な影響については、まだ分かっていない部分が多いですが、子供の睡眠を整えるために親が知識を持って何らかの対処をするのは有効とされています。
また、長期的に見た精神面への影響も特にないとも言われています。
ですが、ねんねトレーニングを始めると、赤ちゃんの様子にも下記のような変化が一時的にみられる場合があります。
- 昼間ぐずることが多くなった。
- 急に後追いを始めた。
- 昼間でも少し離れると、すぐに泣いてしまう。
またママも方にも、下記のように心や体の変化といったものが表れることがあります。
- ママが罪悪感を感じてしまうことがある。
- 夜間の授乳回数が減るので、母乳分泌が減ることがある。
- 生理が再開するタイミングが早まったりする。
ねんねトレーニングを始めると、赤ちゃんも今までとは全く違った方法で寝かされることに戸惑うばかりか、不安で一杯になってしまいます。
寝かしつけ以外のことで、赤ちゃんがママを困らせたり心配させるような行動をとることもあるので、そのときはできるだけ不安を解消させてあげて下さいね。
まとめ
ねんねトレーニングと言ってもあまり堅ぐるしく考えずに、自分に合った方法で少しアレンジするのものいいかもしれませんね。
どんな方法をとっても、ママがイライラすることなく、赤ちゃんがぐっすり眠れて、機嫌よく起きられるようにしてあげるのが、一番です。
赤ちゃんの個性や自分たちの考え方、生活スタイルにも合っているかなど考えて、ねんねトレーニングを行うかどうか決めましょう。
ねんねトレーニングを始めたら、普段よりたくさん抱っこして、赤ちゃんに安心感や信頼感、幸福感などいっぱい感じてもらえるようにスキンシップをとってくださいね。