新生児の指しゃぶりは、見ていてとてもかわいいですね。
でも、その一方であまり頻繁に赤ちゃんが指しゃぶりをしていると、
「ミルクが欲しいのかな?」
「眠いのかなあ?」
「癖になったらどうしよう。」
などと、いろいろなことが気になってしまいますよね。
指しゃぶりをするくらいなら、おしゃぶりに変えた方がいいのでは?と迷っているママもいるかもしれませんね。
そこで今回は、新生児が指しゃぶりをする原因やおしゃぶりに変える必要があるのか、指しゃぶりの癖や歯並びへの影響についても詳しくご紹介します。
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目次
新生児が指しゃぶりをする原因は、これ!
新生児の指しゃぶりは、口に触れたものは無意識に吸いつくという赤ちゃんの本能からくるものです。
これは吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)と呼ばれ、生まれたばかりの赤ちゃんが誰からも教わらずに母乳が飲めるのはこのためです。
指を赤ちゃんの口に近づけると、反射的に吸おうとします。
たまたま自分の指を口に近づけたときに、なめたり吸い付いたりして口の中に入れたのが、指しゃぶりの始まりなんですね。
ですから、新生児の赤ちゃんが指しゃぶりをしてもあまり心配しないでくださいね。
一般的には赤ちゃんの指しゃぶりは、手の動きが活発になる2~3ヶ月頃から見られことが多いですが、新生児から始まっても全然早くはありません。
中には、ママのお腹の中にいる時から指しゃぶりをしている赤ちゃんもいるくらいです。
新生児の指しゃぶり!おしゃぶりに変えた方がいい?
赤ちゃんの指しゃぶりも、少しぐらいなら気になりませんが・・・
中には、指を何本も口に入れたり、げんこつしゃぶりになったりすることもあります。
そこまでするなら、おしゃぶりに変えた方がいいのでは?と思ってしまいますよね。
ですが、おしゃぶりも指しゃぶりと同じように、メリットやデメリットがあります。
指しゃぶりとおしゃぶり、どちらがいいかは個人差だけでなく、おしゃぶりの使い方にもよるので一概には言えません。
- どちらが止めやすいか
- どちらが歯並びに影響が少ないか
など賛否両論あります。
新生児の指しゃぶりは一時的な場合も多いので、指しゃぶりのかわりにすぐにおしゃぶりを与えたりせず、しばらくの間ゆっくり見守ってあげましょう。
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赤ちゃんの指しゃぶりやおしゃぶりについて!ママの3つの心配事
新生児の頃はあまり気にならなくても、だんだん大きくなって指しゃぶりが目立つようになると、今度はいろいろなことが心配になり始めますよね。
特に、ママたちが心配していることは、
- 将来的に歯並びや、噛み合わせに影響が出るのではないか。
- 癖になって止められなくなるのではないか。
- 細菌感染などを考えると、口に入れるので不衛生ではないか。
ということです。
それでは、指しゃぶりやおしゃぶりがどんな場合に問題になるのか、一つずつ見ていきましょう。
1. 歯並びや噛み合わせに影響が出るのでは?
新生児のうちは問題ない指しゃぶりやおしゃぶりも、習慣化してしまうと歯並びや噛み合わせに大きな影響与えます。
赤ちゃんによっては、指にタコができるくらいのしゃぶり癖が付いてしまうこともありますよね。
しゃぶり癖がひどいと、前歯が閉じなくなったり上あごの歯が前に出たり、上下の歯がかみ合わなくなったりすることもあります。
中には、上の歯と下の歯が開いて閉じないため、「さ行」「た行」「な行」の発音障害が見られることも。
指しゃぶりもおしゃぶりも、長時間継続した場合はどちらも噛み合わせや歯並びに影響を与えますが、特に指しゃぶりの方が歯やあごへの影響は大きいと言われています。
その理由は、おしゃぶりは口の中全体で吸いますが、指しゃぶりは吸う指がたいてい決まってきますよね。
そうすると、前歯に偏った力が加わるため、噛み合わせや歯並びに大きく影響を与えてしまうのです。
2. 癖になって止められなくなるのでは?
指しゃぶりやおしゃぶりも、軽度の場合は歯並びや噛み合わせにあまり影響することはないので、習慣化させないことが大切です。
赤ちゃんの指しゃぶりは、手と口が自分の思い通りに動かせるようになる生後6ヶ月頃が一番目立つようになります。
そして、一般的にはハイハイができるようになったり、おもちゃ遊びができるようになるとおしゃぶりや指しゃぶりは自然と減っていきます。
ですから、赤ちゃんの指しゃぶりやおしゃぶりは強い癖がつく前の段階で、ママがいかに対応するかということが大切になってきます。
普段から、
- 外で遊ばせて気分転換させる。
- 他に興味のありそうなことに誘ってみる。
- 寝る前は抱っこして本を読んであげる。
- 寝る時は手をつなぐ。
- しっかりスキンシップを図る。
など、赤ちゃんの気をそらせてあげるようにするといいですね。
指しゃぶりやおしゃぶりには気分を静める効果もあるため、赤ちゃんの睡眠導入のアイテムになってしまうとなかなか止められなくなってしまいます。
癖をつけないのが一番ですが、指しゃぶりやおしゃぶりは遅くても2歳半までには卒業するようにしましょう。
3. 口に入れるので細菌感染などの衛生面が心配
指しゃぶりや、おしゃぶりは衛生面がどうしても気になりますね。
インフルエンザの時期なんて、あっちこっち触った手でそのまま口に入れることもしばしば・・・ウイルスや細菌が体内に直接入り込んでしまうので注意が必要です。
「やめて~バイ菌が~」と言っても、間に合いませんね。
ウイルスや細菌感染などのことを考えると、できるだけ指しゃぶりやおしゃぶりの癖はつけないのが一番ですが、なかなかそうもいきませんよね。
赤ちゃんの指しゃぶりや、おしゃぶりが止められない時期は、
- ぬれたタオルやウエットティッシュなどで手を拭く。
- ぬれているとほこりやゴミが付きやすいので取り除く 。
- 水洗いする。
- 爪を切る。
など、いつも清潔にするように心がけましょう。
ですが、必要以上に赤ちゃんの手を洗ったり徐菌したりすると、手や指が荒れてしまうので十分気を付けてくださいね。
まとめ
新生児の指しゃぶりは、成長過程の一つなので何も問題ありません。
また、少し大きくなっても、母乳やミルクを飲んでいる時期の指しゃぶりやおしゃぶりは、特に問題はないのであまり神経質にならずに見守ってあげましょう、
赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるものに、次の3つがあると言われています。
- 赤ちゃんを抱いてあげること
- ミルクや、母乳を飲ませること
- 何かをしゃぶらせること
赤ちゃんも少し大きくなると指しゃぶりをすることで、安心感を得ようとします。
できるだけ、赤ちゃんの指しゃぶりやおしゃぶりが習慣化しないように、ママが上手に気分転換させてあげてくださいね。